蹴球仙術

せんだいしろーによるサッカー戦術ブログ。ベガルタ仙台とともに。

本当に自分のためのメモ #3

保持するとは止まったり運んだりすること

パスだけでは保持できない

・ズブの素人のため、ようやく理解した。

・パスによるボール移動中に味方のポジションを促すのではなく、文字通り、ボールを保持している間に味方にポジションを取ることを促す。

・ボールを留めながら運ぶ、止まってボールを留めるか、だ。

 

パスは何にとってうれしいか

・もちろんボールを前進させることではあるが……

・パスする距離にもよるが、12m以上のパスだと相手DFは首を振って周りの状況が確認できる(はず)。

・なので、認識させたい情報をパスによって意図的に操作できる(はず)。

・あとは、当然、ボールの方が速いので、強引に相手のポジションを崩すことが可能。

 

パスの困りごと

・ボール移動中、相手も周囲の状況を把握できる「時間」ができる。

・ボールは速いので、味方がポジション、カウンタープレスポジションを取る前に先にボールの方がポジションに到達してしまう。

・味方も相手もポジションが崩れてしまう。

 

ではなぜパスするか

・それでもやはり、相手のポジションを崩したい。

・相手DFの射程範囲外、認識外の味方にパスすることで前進したい。

・↑2つがすぐに果たせなくても、パスすることで次のホルダーがその2つを果たす。

・重要なのは、パス「だけ」では保持できないということ。

 

正対して運ぶ

・ようするにドリブルをする。

・相手に向かってドリブルできたらなおいい。

・ドリブルは、相手の目を集める。

・ボールを蹴る瞬間、DFはボールウォッチャーになるが、いつ「その瞬間」が訪れるのか分からない以上、目を離すわけにはいかない。

・あるいは、目を離すタイミングを減らさないといけない。

・目を離すとは、周囲を確認すること、首を振ること。

 

正対して止まる

・足裏でボールをコントロールする。

・DF側は、先に動かず、後の先を基本としていることから、止まった相手に突っ込むと背後を使われるリスクが伴う。

 

運んだり、止まったりすると何がうれしいか

・味方がパスコースを形成するタイミングができる。

・味方が新たなパスラインを提示するタイミングができる。

・味方がカウンタープレスのポジションをとれる。

・ようするに、味方が攻守において良いポジションをとることを促す。

・相手DFが首を振って、状況を確認するタイミングを減らせる。

・相手DFが最新情報を認識しづらくする。

 

パスして止まって運んでまたパスして運んで

・連続してパスすると、相手も味方もポジションが崩れてしまう。

・運んだり、止まることで相手の状況理解を遅らせ、味方にポジションをとってもらえる。

・パスが入ることで、相手のポジションが崩れたり、コントロールを間違ってもカウンタープレスからカウンターを仕掛けるチャンスが生まれる。

・もちろんパスがあるから、ドリブルした時、相手DFは蹴る瞬間を見逃さないために目を離さない。

・ドリブルがあってパスが活き、パスがあるからドリブルが活きる。

・あくまでボール保持においては、止まったり、運んだりすることが保持という話。

・パスは打開。

 

まとめ

・パスは、速い。

・運んだり、止まったりするのはゆっくり。

・ゆっくりプレーすると、攻守において味方の助けになり、相手にとって最新状況の確認を遅らせる。

・そこで速いパスが入ることで、相手の状況が一変するので、ボールの速さとあいまって相手のポジションを崩しやすくする。

*「目を盗む」というのは、いい日本語だと思う。「目を奪われる」も。

 

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