再現度の高いポジションについて
DFの予測しやすさ
・再現度の高いポジションが是とされる傾向にある。
・ただし、「予測」と「集中」が重要とされるDFにおいて、再現度の高いポジションはより高い精度での予測をDF側に許すのでは?の疑問がある。
Robert De Zerbiのブライトンは正しいポジショニングを実行しているのか
・高い確率で、4231から4222で攻撃を開始するブライトン。
・CB、SB、MF、ハーフスペースポジション、ウィングのユニット別けも明確。
・DF側も、マーキング対象がはっきりしている。
情報アップデートの機会を与えない
・CBがボールをホールド。(時止め)
・パスもCB→CB、CB→MF→CBへのショートレンジのパスなので、DF側は味方と相手のポジションを確認する時間が少ない。
・再現度が高いとはいえ、時間経過やボール移動を通じたブライトンのポジション移動した結果、最新状況が掴みづらい状況になる。
予測しやすいのはブライトンも
・再現度の高いポジショニングは、DFの予測しやすさを生み出す。
・プレッシャー、カバー、マーキングも再現度が高まる。
・まわりまわって、ブライトンにとっても、相手のDFが予測しやすい状況になる。
・ただし、後方でボールをホールドする以上、相手と味方の最新状況をつかみやすく、自分たちのアクションをきっかけに相手DFを動かすことが可能。
まとめ
・ペップバルサは、30枚の紙芝居を相手には10枚の紙芝居に見せる。
・RDZブライトンは、10枚の紙芝居に、急に1枚絵を追加する。
・得られる情報が少ない分、新しい情報に対して、DFは「素早く」「激しい」対応をする。(急に落ちる、急に抜けるetc...)
・この急激な変化は、後の先を基本としているDFにおいて、自らバランスを崩すことを招く。
・起点は、ボール保持。ただし、あくまで「打開」を目的としている印象。