蹴球仙術

せんだいしろーによるサッカー戦術ブログ。ベガルタ仙台とともに。

【仲間のために走れるか?】2026/27 Jリーグ 第2節 ベガルタ仙台 vs 大分トリニータ【ベガルタ仙台】

はじめに

今回は、ダイジェスト版。仙台のボール前進で気になったポイントについて、書き記していく。さっとカウンタープレスで振り返る。では、レッツゴー。

WBにボールが渡ったあとの景色

大分戦。仙台のボール保持攻撃は、3-3-3-1のような形で大分5-4‐1ミディアムブロックを攻略しにかかる。大分のDFが面白いのは、両WBの対仙台WBへの対応の違いだ。左WB宇津元は、仙台右WB五十嵐に対して、もちろん接近してマーキングするケースもあれどある程度リリースする場面もあった。五十嵐がボールを持ったあとの対応に備えて、あえて丸めて言えば後方待機していた。五十嵐の縦への突破を警戒してか、背後へのバックカットをケアしてか、落ち着いたポジションをとった印象だ。

一方、右WB小田は対面する仙台左WB石井に対して、激しいチェックを見せる。低い位置からでも高精度のクロスを供給する石井のプレー時間とプレータイミングを削る対応に見てとれた。仙台としても、3-3-3-1でありながら、石井のポジションはわりと低めで若干4バックにも見える。それでも、小田のチェックは速く激しく徹底されていた。

そうなると、仙台の両WBは左右で異なる攻撃が求められる。五十嵐は、時間とタイミングがある。ボール保持の起点となって、ハーフスペースへ斜めに刺すパスだったり、DF背後へ抜ける味方へボール供給できるポジションにある。石井の場合は逆で、自らにマーカーがぴったりとマークしてくるのであれば、自分をおとりにして、相手WBが空けたスペースに味方を走らせ、バックラインから一本のパスを狙うことができる。そのパスが通れば、今度は自分が受けるために、インナーラップをしかけていくわけだ。

ただ現実は、WBにボールが渡っても、五十嵐であれば仕掛けるスペースを消され、石井に関しては前を向くことすらままならない。WBにボールが渡るシーンは、前半から何度もありながら、ここを起点に攻撃、あるいは見方が呼応する動きがほとんど見られなかったように見える。唯一、インテリオールに荒木が入っていたことで、多少なりとも呼応する動きは見られた。中島元彦についても、ややボランチちっくなフォローするポジション取りではありつつ、要所で外流れしてボールを受けた。後半、荒木が左に、武田が右に入ったことで、もう少しその動きを活性化させたかったのかもしれない、違うのかもしれない。

おわりに

中央3線は、大分もさすがに警戒して4‐1と3バックのグリッドの狭いDFを見せていた。ワイドからの攻略は仙台としても想定内だったはず。そこで攻撃の質を見せたいところではあるけれど、現状はまだまだ難しいといったところか。「新加入」の中島元彦、浅倉も阿吽の呼吸には程遠い。バックラインからの一本のパスに対して、1人、2人、3人と連携できれば、中央のDFにもプレッシャーを与えることができるはず。せっかく中央に多くの選手をポジションさせ、ワイドに攻撃的な選手を配置できる3-1-4-2なのだから、機能性の高さを発揮したいところ。相手も仙台のストロングを消してくるなかで、なかなか一本の槍だけでは攻略が難しい。二本、三本と、時には飛び道具も必要だ。仲間が懸命に走るのなら、自分たちも走らなければならない。まだまだ、やれるはずだ仙台。

 

 

【叫べよイズム】2026/27 Jリーグ 開幕節 藤枝MYFC vs ベガルタ仙台【ベガルタ仙台】

はじめに

百年構想リーグを最高の結果で終え、満を持して26/27シーズンが開幕した仙台。最高の結果から、最高の結果へとバトンを繋ぐ最初の試合は、ゴリさんの教え子槙野が率いる藤枝。決して簡単な試合にはならい。どんな戦いが待ち受けるか、新しいシーズンを占う一戦になる。

久しぶりに、カウンタープレスで振り返る。では、レッツゴー。

 

メンバー

 

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試合レビュー

先制され膠着した前半に

試合開始から、両チームとも長いボールを相手陣内に蹴り合う。お互い3バックを採用していることもあり、相手のDFが揃う前に、3バック両脇の空いているサイドのエリアを使いたい意図が見えた。仙台は梅木、岩渕、藤枝が真鍋がターゲット。

お互い決定機を迎えたなかで、デザインされた形でCKから藤枝が先制。試合は、中盤戦の入口に差し掛かっていくところで、仙台がボール保持し、藤枝がミディアム~ローブロックを組む展開に移行する。

仙台は、5-3-2から3‐1-4‐2あるいは3-5-1-1とも捉えられる形をピッチ上に表現していた。「3-1」がボール保持の中心ではあるけれど、アンカー鎌田がFW真鍋にマーキングされていてボール経由する機会が少ない。加えて、右シャドー角田も、背中でハーフスペースの中島を警戒しつつ、『鎌田番』を0.5人分担当する。鎌田は3.5個の目で監視され、リポジションを繰り返すも、簡単にボールを持つことができなかった。

藤枝は、左右シャドーの監視エリア、マーカーも非対称なのも面白い。左シャドー北原は、やや低めに構え、同じくらいの高さでサイドにいる五十嵐にボールが渡ればすぐにチェックを入れる。左サイドは、前述の角田のポジションにプラスして、低い位置の石井に、WB岡本が猛烈にチェックをかける。そうなると、仙台としては、右サイド特に右CB奥山がボール保持する機会が増え、ただ奥山からのパスラインはほとんどすべて警戒されている状況になっていた。藤枝としても、ボール供給元を奥山に限定することで、DFのしやすさを取りたかったのだと思う。先制したこともあり、おおむねそれは当たっていた。先制後の藤枝は、5‐4‐1でブロックを組み、仙台も3‐1-4‐2で大きなポジション移動もさせず、お互い背後への警戒度が色濃かった。ゲームの進み方としては、ダイナミックさを消されていた形だ。

仙台も、前からプレッシャーに「来てくれれば」、間髪入れずに、3バックの両脇へボールを送り込んでいたので、もっとボールを取りに来てくれればと思っていたかもしれない。膠着したポジションのなかで、大きなポジションローテもさせず、前半を終えた。

 

 

 

右サイドのポジション調整

後半、仙台は元藤枝の浅倉を投入。ただ、それ以上に、てこ入れしたのは右サイドだった。低い位置にポジションをとって、相手WBを引き出す役割を担っていた五十嵐を高い位置に。逆に、WBを敵陣にピン留めさせる。そうなると、五十嵐のいたエリアが空いてくるが、そこをインサイドMF武田が外流れで活用。藤枝左シャドー北原も、五十嵐が射程範囲外へ居なくなったせいか、もっと前からプレッシャーをかけろとハーフタイムに修正あったのか、奥山へのチェックに全振りする。武田の外流れに、MF長尾が対応するも、ダイレクトにボールを繋ぐ仙台のスピードに若干遅れていた感。結果的には、PKにまで至った。

仙台としては、このまま背後への警戒度を強めても、失点はしないが同点、逆転は難しいとの判断だと思う。これまで低い位置にいたWBを高い位置にポジションさせ、中央の選手のサイドへの外流れで、動きを生み出した。望むは前半途中からでも微調整はできたようにも見受けられるが、3バックの両脇を狙っていたこともあり、方針転換が難しかったかもしれない。

 

半歩進んで2歩戻る

ダイナミズムさを取り戻した仙台。怒涛の交代で畳みかける。右CBに髙田が入り、インナーラップで、藤枝のハーフスペースをさらに圧迫しようとする。一方、左サイドは前半の右サイドのような時間の流れを継続していた。石井のポジションは低く、浅倉は左ハーフスペースを主にアタックをかけた。左右から高い位置の圧力をかけたいところではあった。失点後、右サイドで復活した五十嵐を左サイドへコンバート。右は交代で南を起用するなど、監督スタッフのなかに考え方としてはあったように見える。終盤は、その怒涛の交代で選手もリフレッシュされ、後半開始から押し返した分の積み上げより、なんとか1点でももぎとる方向になっていた印象だ。そのまま、藤枝のDFを攻略できず試合終了となった。

 

おわりに

非常に難しいゲームだった。開幕戦らしいといえばらしい、選手のぎこちなさも目立つらしいゲームともいえる。仙台としても、開幕前までにやろうとしたこと、やろうとしても完成度が低いもの、まだ着手すらできていないもの、選手個々のコンディションなど、いろいろ混ぜこぜなのが素直にゲームに出た気がする。気がするだけ。前半もう少し工夫して、後半開始直後のようにポジションローテを入れて、いい時の仙台のダイナミックさを出してもよかった気もする。ストラクチャにボール保持しているバリューが感じられないまま前半が終わってしまった印象だ。ストラクチャな配置は、同時にカウンタープレスのポジションでもあるはずだし、そこへ躊躇せずボールを送り込むことは、仙台らしい激しいプレッシングのスイッチにもなるはずだ。もちろん、前半のうちに追加点を奪われなかったこと、暑い気候のなかでボール保持で体力を温存できたことは良かったと思う。監督スタッフ含めてとかく焦らずにやってほしい。手段が目的に変容していく様は、過去にもサッカー以外にもあるあるなので。「されど1試合」を「たった1試合」にするのは、未来の自分たちに他ならない。

 

「諦めないで何事も。無理しないで何もかも。人生を楽しんでいきましょう」こう言ったのは、桑田佳祐だ。

 

【お京都】vsSt.Andrew's FCについて【'24 関西リーグD2 #2】【吉武博文】

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はじめに

2024年4月14日。今年も関西サッカーリーグが幕を開けた。吉武博文率いるおこしやす京都ACは、今季Division2から再起と躍進の年が期待されている。開幕戦ACミドルレンジを5-0と粉砕。ワイドトップの推進力を全面に押し出した形でゲームを進めていった。第2節も勝って、スタートダッシュを決めたいところだ。

 

メンバー

 

総評

試合開始後、長いボールの応酬となった序盤。お京都は、Andrew’sのハイプレッシングを受けてしまい、精度の高いロングボールを前線へ供給できずにいた。4-2-3-1から、左CB清田-右CB岩見-右SB髙田+MF桝谷-MF山本連の3-2が後方でボール保持。左SB佐々木陽介がワイドに高い位置をとることで、全体的に3-2-5のような配置になった。お京都としては、後方の保持から相手のプレッシングを回避して、ワイドトップへロングボールを狙って行った。特に、左サイドはワイドトップ南、SB佐々木が常に相手SB付近にポジションをとることで、2vs1の状況を作っていた。

ただ、SB髙田を後ろ目にポジションをとらせることで、ウィングのプレッシングを誘発。コントロールミスやリポジションが遅れてしまうと、ボールを奪われるリスクがあった。お京都も、トップ下野田がそのウィング背後へ外流れすることで打開を試みるが、Andrew’sの4-4-2の前向きベクトルに捕まってしまう。そんななか、試合中盤、前半35分にCKから先制を許してしまう。

後半になると、お京都はボール保持のポジションを修正。2人のCBの横へ、MF山本連がサリーダ。3-1になってMF桝谷と菱形を作る。髙田、佐々木の両SBは、呼応して高い位置にポジション。先制したこともあってやや落ち着いたAndrew’sの4-4-2ブロックを押し下げていく。変わらないのは、相手2トップに対して、3人でボール保持することだ。ただ異なるのは、菱形のようにポジションをとることで段差ができて、相手1人に2人守られないようになった。後方の保持がクリーンになると、ワイドに高い位置にいたワイドトップを使って押し下げ、MFやCBが相手陣にポジションをとれるようになる。押し込み局面が続くと、60分に右ワイドトップ小塚のクロスに左SB佐々木が飛び込んでゴール。同点に追いつく。前半から高い位置をとり、大外でフリーになっていた佐々木にようやくいいボールが入った形だ。

同点後も、ピッチを広く使って攻撃を続けるお京都。自陣でのローブロックで耐えるAndrew’sの構図だったが、ペナルティエリア内で痛恨のファウル。PKゲットしたお京都だったがこれを失敗。スコア同点のまま試合終盤に。飲水後、5-4-1で割り切るAndrew’sを攻めるお京都であったが、崩しきれずそのまま引き分けに終わった。

 

おわりに

Andrew’sのプレッシングに苦しんだ序盤のお京都。失点とハーフタイムの修正で同点まで持ち込んだという印象の試合だった。同じ4-4-2系でベースポジションからポジションを動かさないと、がっちり噛み合ってゲームが進んでいく傾向にあるのだけれど、この試合もそうと言えそうだ。以前よりは、前への意識やプレーが多く、どうしても1vs1の場面や1vs2でも強引に前へボールを進めることが必要になる。前半は、相手やゴールへ向かうプレーが少なかった印象だ。後半はポジションのズレで捻出した時間とスペースを使って、ワイドトップが1vs1で仕掛ける状況が増えたように思える。新加入選手や若い選手も多いなか、試合や相手の様子を見て、ポジションを修正する、プレーの性質を変えるなどが今後の課題だろうか。同点ゴールのような展開と相手のブロックを切り裂くようなプレーができるくると、相手にとっても脅威になるだろう。

 

【ベガルタ仙台】晴れにハレ、仙台よ、咲け。【'24 J2 vsモンテディオ山形】

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はじめに

2024年初のダービーマッチは、今季もここユアテックスタジアム仙台から始まる。ここまで仙台は、統率のとれたディフェンスと攻撃的なプレッシングで相手が自由に使えるエリアを制限し、相手陣でのカウンターアタックを基調とする。まさに全員攻撃・全員守備を体現する戦いで、ここまで1敗。上々のスタートと言えるだろう。一方のモンテディオ山形。開幕前から昇格候補と目されたチームも、内容と結果ともに下降線。チームの内外がセンシティブな状況下でこの日を迎えることとなった。監督の渡邉晋にとっても様々な意味で負けられない試合になる。では、レッツゴー。

目次

第10節 vs モンテディオ山形

メンバ―

ベガルタ仙台

GK    33    林 彰洋
DF    2    髙田 椋汰
DF    22    小出 悠太
DF    5    菅田 真啓
DF    39    石尾 陸登
MF    17    工藤 蒼生
MF    37    長澤 和輝
MF    11    郷家 友太
MF    14    相良 竜之介
FW    7    中島 元彦
FW    9    中山 仁斗

GK    1    小畑 裕馬
DF    20    知念 哲矢
MF    6    松井 蓮之
MF    10    鎌田 大夢
MF    27    オナイウ 情滋
MF    50    遠藤 康
FW    98    エロン

 

 

モンテディオ山形

GK    1    後藤 雅明
DF    3    熊本 雄太
DF    4    西村 慧祐
DF    5    安部 崇士
DF    6    山田 拓巳
MF    7    髙江 麗央
MF    18    南 秀仁
MF    25    國分 伸太郎
FW    10    氣田 亮真
FW    36    高橋 潤哉
FW    42    イサカ ゼイン

GK    16    長谷川 洸
DF    15    川井 歩
MF    8    小西 雄大
MF    14    坂本 亘基
MF    17    加藤 千尋
MF    37    杉山 直宏
FW    41    後藤 優介

 

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総評

ボールがリスクになってしまった山形に対して、ボールをチャンスにしたのが仙台だった。山形は、いつも通りポゼッションで自陣からのボール出しを試みるものの、仙台の前線からのプレッシングにプレーエリア、時間を奪われることとなった。山形の右サイドから左サイドへ逆展開しても、左SB山田に対して、仙台はSBの髙田が速く激しく迎撃。プレスバックする右ウィング郷家とペンチする形でボールの狩場とした。山形としては、右サイドでワイドに高い位置でポジションをとるウィングイサカ、外流れするトップ下國分、左ウィングから左ハーフスペース~中央へ移動する氣田など、前線3人が三様のポジションおよびレーンを選ぶことで、仙台のプレッシングの出足を封じたいところだったと思うのだけれど、後方の保持で時間とエリアリソースを確保できず、自陣で圧迫されてしまった。仙台としては、右サイドで奪ってからの速攻で相良のゴールで先制、菅田のゴールで2点目を奪いスコア的にも盤石な状況を築く。後半からは、攻撃力のある川井を左SB、山田を右SBにおいて左上がりのバック3に変更。國分を右ハーフスペースに押し上げることで、ウィングである相良の背後、MF横を使って前進を図った。ただ物理的にも、精神的にも優位をもった仙台が、残り60分ほどをフェードアウトさせ、仙台スタジアムに大歓喜を巻き起こした。

山形のボール出しを機能不全にした仙台

総評にも書いた通り、仙台は山形の後方の保持に対して制限をかけ、右サイドをキルゾーンにした。山形のボール出しは、最序盤こそ2CBが左右に開きGKを含めたバック3であった。1-4-2-2-2のように配置し、仙台前線の2-4がプレッシングをかける背後を狙ってバックスからミドル~ロングボールを配球する。左MF長澤和輝の横でイサカや國分が受けると、山形は一気に打開をしかけていった。時間が経過すると、山形は右SB熊本が低い位置にポジションをとりバック3化。右サイドはトップ下國分がサイドへ外流れ、左サイドはSB山田がボール出しの出口になろうとした。

ただ、仙台の2トップはMFへのパスライン、相良と郷家の両ウィングは左右バックスを背中で切りながら、出口となるホルダーへプレッシャーをかけていく。長澤、工藤蒼生のMFはこの試合も健在。タッチラインへの横圧縮で素早くホルダーの時間とスペースを制限する。山形の右サイドは、ウィングのイサカがワイドに高い位置、SB熊本が低い位置に配置され、中間のエリアへ外流れで國分がポジションをとるコンセプト。ワイドの2人の距離が離れ、本来中央~ハーフスペースの國分がタッチライン際にいることでボールを失ったあとグリッドを狭めきれず、カウンタープレスのポジションとしてはあまり適していなかった。

本来、ボール保持とはボールを失っても、もう一度奪い返して保持し続けるプロセスなのだけれど、山形としてはそのプロセスが機能しづらくなっていた。そのため、バックスを経由して逆展開することとなる。仙台の選手を寄せて、ボールを奪いに来させての逆展開、ボールの解放にはあまり見えなかった印象だ。ボールが逆サイドのSB山田まで届くと、SB髙田が強烈なプレッシャーをかける。郷家もプレスバックすることで、完全にボールの狩場としていた。

最序盤の山形の攻勢から、保持の形を変えて仙台が山形陣内での主導権を握るようになる。高い位置でのボール奪取からのカウンターで先制。仙台としては、最も得点を期待できる形で、最も得点を期待できる選手である左ウィング相良竜之介がゴールを決めるというこれ以上ないくらいの理想的な形だった。

おわりに

ほぼ完勝だったと言える。理想的な形でゴールを重ね、相手の攻勢に対してもミディアムブロックで受け続けフェードアウト。危険なシーンもあったけれど、CB小出悠太が身体を張ったブロックであったり、カウンターを単独で潰すなど、個人もおおいに光る試合であった。逆に言えば、小出や長澤など替えの利かない選手が出てきたとも言える。これから連戦や夏場、怪我人が出て時のチーム力を落とさず、むしろ上げていけるか。怪我で出場のない実績ある選手や燻っている若手もいるので、現状はまだまだ天井が見えないと言っていいだろう。タイトルはヨルシカの『晴る』。晴れに晴れた仙台では、ようやく春の匂いがして、桜の花びらが舞う。仙台よ、咲け。

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【ベガルタ仙台】ひたむきに、全力で。【'24 J2 #1大分,#2長崎,#3水戸】

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はじめに

2024年シーズンの開幕。新生ベガルタ仙台は、森山佳郎を新監督に招聘し、圧力を全面に出した応援されるチームへと再起を図る。平均年齢も若くなり、実績より未来への投資に舵を切ったと見るかはこれからの歴史が証明することになるだろう。今回は、開幕九州連戦とホーム開幕戦の様子を評していく。では、レッツゴー。

 

目次

 

開幕節 vs 大分トリニータ

スターティングメンバ―

ベガルタ仙台

GK    33    林 彰洋
DF    2    髙田 椋汰
DF    22    小出 悠太
DF    5    菅田 真啓
DF    39    石尾 陸登
MF    17    工藤 蒼生
MF    37    長澤 和輝
MF    27    オナイウ 情滋
MF    14    相良 竜之介
FW    7    中島 元彦
FW    9    中山 仁斗

大分トリニータ

GK    32    濵田 太郎
DF    2    香川 勇気
DF    25    安藤 智哉
DF    27    松尾 勇佑
DF    31    ペレイラ
DF    34    藤原 優大
MF    6    弓場 将輝
MF    10    野村 直輝
MF    26    保田 堅心
FW    11    渡邉 新太
FW    29    宇津元 伸弥

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総評

予想通り、大分が後方のボール保持、仙台はミディアムブロックで構えつつ隙をみて前線からのプレッシングに切り替えていく展開に。大分は、プレッシングを受けるとGKからトップの宇津元へロングセカンドを狙うことで、仙台のプレッシングの背後を突こうとした。一方で仙台も、菅田、小出といった昨季からのCBコンビでハイボールを処理。大分のロングセカンドを防ぎ、技術的なミスを突いてハイプレッシングの傾向が強めていく。仙台の先制点も前線からのプレッシングから。仙台としては、いいゲームの進め方ができた。

ただ30~60分くらいまでハイプレッシングを続けた影響や、大分がトップに長沢を投入して背後へのロングセカンドを手当すると、ローブロックでリトリートする時間が増えてくる。ゴリさんは、交代やジョージ、髙田を右サイド→左サイドにユニットごと変更することでテコ入れしたけれど、もう一度ミディアムブロックで構えたところを中央突破され失点。仙台としては痛い同点弾になってしまった。大分は、試合開始から仙台の中央圧縮に手を焼き、サイド迂回で窮屈なプレーエリア、ボール進行ルートをとらされていたので、この同点ゴールは意味のあるゴールに思える。

 

仙台のミディアムブロック

大分は、4-2-3-1からMF弓場がハーフスペースに高いポジションを取ろうとするため、4-1-3-2のような配置になる。SBがワイドに低い位置で幅取りすることで、仙台のウィングやSBを引き出し、その背後への抜けを狙う。仙台がワイドのポジションへの意識を強めれば、中央~逆サイドへの密度が下がり、中央の3人が中央三線を攻撃する。バック4を維持しながら中央で近い距離を保つため、ボール保持の配置がそのままカウンター予防、カウンタープレスのポジションになっている。このポゼッション循環は、片野坂がJ1で経験した結果だと察する。

対する仙台は、2トップを相手陣にMFがハーフライン付近に構えファイナルラインも追従して、中盤にコンパクトなブロックを形成する。ゴリさんのコンセプトであるミディアムブロックである。アンカーポジションの保田を背中でカバーしつつ、トップの中山大観音、中島元彦が中央→サイド、サイド→逆サイドなど、ホルダーである大分CBのパスコースを限定していく。仙台の両ウィングは、ジョージと相良というスピードのあるタイプ。中央でMFやトップと近い位置を取りながら、サイドにボールが渡るタイミングを見計らって、横方向のプレッシャーをかけていく。呼応して、SBの髙田、石尾がフォローに入るウィングへプレッシャーをかけてボール周辺の密度を上げた。大分は、実質保田が1人でMFを担当するため、サイドに迂回すると並行サポートが遅れてしまう。なので、高い位置をとる弓場や野村が列降りでフォローに入るものの、前向きの仙台とベクトルが合ってしまいもろにプレッシャーを受けることになった。

大分もGKまでボールを下げたり、サイドからDF背後へボールを蹴ったりするなどリスクを抑えたプレーでやり直していたけれど、それでも発生する技術的ミスを見逃さず仙台は次第にハイプレッシングを強めていった。中盤の密度あげて最も危険な中央のルートを警戒しながら、相手のミスから前掛かりになったり、背後へのボールをケアするために自陣にリトリートするミディアムブロック。ハイプレッシングで早くて速い攻めを続けるには体力リソースや受けきられてしまう課題がある。一方、リトリートもそもそもゴールまでの距離が遠く、ボール非保持の時間が長いとボールを奪った瞬間のプレーに迷いが生まれやすい。こちらは精神的なリソースが支配的だ。背後をケアしながら前掛かりの機会を伺うのは、そもそもチーム全体の統率が必要で難しいのだけれど、開幕戦としては仙台の完成度は上出来だと思う。先制後、ハイプレッシング傾向になったのでもう一度自分たちが得意とするレンジに引き戻せるか、あるいは前掛かりになって追加点を奪っていくのか、このあたりが今後の積み上げポイントになっていくだろう。

 

大分の配置

後半の大分。選手交代後、後方の保持も形を変える。4-2-3-1から3-1-4-2のようなポジションをとる。右SBがウィング化、保田のアンカーポジションは変わらず、弓場、野村or中川がハーフスペースにポジションをとることで中盤が3人になる。バック3になること、中盤が3人になることで仙台の2トップのプレッシャー、工藤蒼生、長澤和輝の2MFのプレッシャーを避ける配置になる。バック3に仙台のウィングがプレッシャーをかければ、ウィング-MF間に弓場や野村がポジションをとるので、仙台としてはややズレた形に。前線は仙台のバック4にトップ4を当てるような状態のまま、後方の保持をもう一度整理した印象だ。見事な背中のカバーを見せていた中山大観音、中島元彦に消されていたアンカー保田を活用するために、2トップの背後を利用するコンセプトにも想像できる。背中のカバーで消されたパスラインをあえて利用するのは、ロベルト・デ・ゼルビのブライトンのコンセプトに似る。脱線だけれど、いわゆる疑似カウンターで一世を風靡した片野坂とデ・ゼルビのコンセプトが似るのは、ある意味当然なのかもしれない。仙台も、バック3に保持させ4-4-2で中盤の密度を維持していれば、もう少し展開も変わっていたかもしれない。ただ、選手交代やポジションチェンジもしていて、選手としてもチームのコンセプトを実現しようと圧力をかけ続けたように見えた。たとえば郷家友太のフルスプリントなど。両チームとも、相手のやりたいことへの対抗にも見えるが、開幕戦ということもあってキャンプから取り組んできた自分たちのやりたいことを表現していたのかなと思う。

 

第2節 vs V・ファーレン長崎

スターティングメンバ―

ベガルタ仙台

GK    33    林 彰洋
DF    2    髙田 椋汰
DF    22    小出 悠太
DF    5    菅田 真啓
DF    39    石尾 陸登
MF    17    工藤 蒼生
MF    37    長澤 和輝
MF    11    郷家 友太
MF    27    オナイウ 情滋
FW    7    中島 元彦
FW    98    エロン

 

V・ファーレン長崎

GK    31    原田 岳
DF    24    山田 陸
DF    29    新井 一耀
DF    5    田中 隼人
DF    23    米田 隼也
MF    17    秋野 央樹
MF    13    加藤 大
MF    14    名倉 巧
FW    8    増山 朝陽
FW    9    フアンマ デルガド
FW    33    笠柳 翼

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総評

準備期間の短さから発展途上の長崎と、新たにスタメンに入った選手たちとのチームプレーが見られた仙台といった構図だった。長崎は、4-3-3からボール保持4-1-2-3とほぼ配置を変えず自陣からボール出しを開始。後方の保持4-1-2あるいは2-3-2のような配置で仙台のプレッシャーを回避し、両SBから3トップへロングを供給。仙台ファイナルライン背後への抜けを狙って行った。対する仙台は、前節同様4-4-2のミディアムブロックで対抗。エロン、中島元彦の2トップがプレッシャーのやり方を変えながら、中央を圧縮。両ウィングがホルダーとなるCBに6:4プレッシャーをかけることでサイドへの迂回を誘発。プレスバックとMFの横圧縮、SBの縦迎撃でボール周辺の密度上げ長崎に簡単にプレーさせなかった。

長崎は、ボールを奪われると4-4-2の守備陣形でパスラインを管理。仙台のバックスには時間とタイミングがある程度あった。この試合もバック3の左右CBからのロングセカンドを狙う。特に左ウィングに入ったジョージに対して、石尾、小出がロングボールを配球。そのまま長崎DFを押し込み、MFがカウンタープレスのポジションを取るために高い位置にポジションをとった。前半終了間際に中島元彦のFKから菅田のヘッドで先制、後半に交代で入った相良の突破から中山大観音のジャンピングボレーで2点目を奪いゲームの先手を取り続けた。終盤失点するがCB知念がMFに入って5-3-2になるなどの総力戦で長崎の追従を許さず、ゴリ仙台の初勝利となる。一戦必勝のトーナメンターである森山佳郎の面目躍如でもあった。

 

2トップと郷家のプレス方法

試合序盤から、中島元彦がアンカー秋野をカバーして、エロンがCBに対してサイド限定のためにプレッシャーをかけていた。ただ、長崎の左インサイドMFである名倉のサリーダによって2トップの背後にはにわかに危険な香りがしていた。大分戦でも、後半から2トップの背後を使われ、結果論にはなるのだけれど待ち合わせされて失点にまでつながっている。仙台の2トップによるプレッシャーは、前線からのプレッシングのキーとなるのと同時に、ミディアムブロックの密度も担保している。彼らが前掛かりになれば、MFとの関係性が途切れてしまうリスクがある。当然、長澤、工藤蒼生のMFは次のホルダーを予測して制限をかけにいくが限度がある。試合序盤は、その密度がやや下がった状況にあった。

ただし、試合も中盤になってくると仙台の2トップはアンカー秋野を背中でカバーすることに徹底。仮に自分たちの背後を利用されても、MFと連携してすぐさまプレッシャーをかけられる位置にポジションを修正した。

同時にウィングのジョージ、郷家のプレッシャーが気になってくる。特に郷家は、サリーダする名倉をケアしつつ、SBへのパスを誘発させプレスバックを敢行。1人で2人か3人を守るようなプレッシャー方法をとる。外切りでSBへのパスラインを完全に切って中央へ誘導、MFでボール奪取するやり方もあるけれど、ゲームの進み方としては展開が速くなる。ハーフスペースでの攻守切替になるため、両チームの選手のアラートが上がるためだ。仙台としては、ハーフスペースで攻守切替を起こせば一気にカウンターチャンスを得られる一方、長崎3トップがファイナルラインに対してストレスをかけくる状況にどれだけリスクを取れたかと言うと難しかったと思う。誘導しているが、あくまでホルダーが長崎にあるため最悪ケース名倉に前を向かれたり、レイオフから背後への抜けを狙われかねない。郷家のプレッシャーは、そこへのカバーともう少し展開がゆっくりになるサイド迂回を選んだ形に見えた。実際、迂回させてSBにボールを持たせたあと、プレスバックと横圧縮でさらに選択肢を狭めていき、クリーンな形でのボール前進を妨害していった。

 

ロングセカンドのターゲット

左ウィングのジョージへのロング供給が多かったが、後半からは少し工夫を凝らす。特にGKアキさんからのゴールキック含めたロング供給だ。中央でCBとの攻守切替を行っていたエロンが、非保持4-4-2の左MFとなる秋野とロングの競り合う。ボールをホールドすると仙台は一気に左サイドへ逆展開。ワイドに高い位置でポジションをとるジョージの攻撃につなげる。

さらには、長崎のプレッシングが仙台の3-1-1-5にあわせて4-2-3-1でプレッシャーをかけるため、高い位置にいるウィングの背後であり2人のMF横に時間とスペースが出来ていた。長崎の右ウィング増山の背後をロングセカンド攻撃。今度は、右MF加藤がサイドへカバーに入るが、中央の密度を落としてしまう。仙台としては、前節と違って左ウィングに入ったジョージを使ってボール前進したい、アタックをかけたい狙いだった。いかにいい状態で攻撃できるかが問題で、右SB髙田の加勢が無い分、手間をかけたように見受けられた。

 

第3節 vs 水戸ホーリーホック

スターティングメンバ―

ベガルタ仙台

GK    33    林 彰洋
DF    2    髙田 椋汰
DF    22    小出 悠太
DF    5    菅田 真啓
DF    39    石尾 陸登
MF    17    工藤 蒼生
MF    37    長澤 和輝
MF    27    オナイウ 情滋
MF    14    相良 竜之介
FW    7    中島 元彦
FW    98    エロン

 

水戸ホーリーホック

GK    21    松原 修平
DF    88    長井 一真
DF    33    牛澤 健
DF    4    山田 奈央
DF    3    大崎 航詩
DF    42    石井 隼太
MF    8    落合 陸
MF    15    長尾 優斗
MF    23    甲田 英將
MF    13    野瀬 龍世
FW    9    安藤 瑞季

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総評

同型対決と目された仙台x水戸。水戸の濱崎とゴリさんは旧知ともあって、お互いがお互いを意識した試合になった。大味な戦前予想としては、「両チーム長いボールを使って局面のプレッシャーや切替でゲームが進む」だったが、時間経過とともに細かな対策が見えてきた。水戸は、仙台がボールを持つとプレッシャーをかけるものの、まずは4-4-2のローブロックをセット。仙台がサイドを使って進行してくるのに対してのケア。ウィングのジョージ、相良へのアラートは高く、ほとんどウィングとSBの2人で縦と横への前進をカバーしていた。水戸の4-4-2-0ローブロックは、前の試合も見せており基本コンセプトのように感じる。低い位置でボール奪取し保持を開始しても、MFのサリーダで3-1-4-2のようになり、仙台の2トップのプレシャーを配置ズレで回避しようとする。水戸の基本コンセプトとしては、ボール周辺に人数をかけて、個人が広いエリアに晒されるのを予防しているように感じた。DFにおいても保持においても。なので、全体的に体力リソースの消耗が激しく、早い時間帯に先制点、2点目を取り切りたいところ。

一方の仙台は、いつものように右SB髙田が高い位置にポジションをとるので、バック3で保持、ボール前進を開始。工藤、長澤のMFが縦にポジションを取り、長澤が水戸の2トップの目の前あたりにサリーダ。この試合の序盤は、トップの中島元彦が常に高い位置にポジションをとるわけではなく、工藤と長澤とのつながるように彼も6番高さへサリーダ。試合序盤は3-3-4のような配置で水戸のプレッシャーを回避しようとする。そこからウィングを使って押し込みを図るが、前述の通り水戸のリトリートも速く、いったん下げても2トップとボールサイドと逆のウィングが強烈なプレッシャーをかけて、全体がプッシュ。ほとんどの互角のような戦況であった。

前半終盤になると、仙台は中島元彦や長澤のサリーダをやめて右SB髙田がハーフスペースへインバート。3-2-2-3で配置。2トップの背後、2MFの背後を使いながら水戸の中央へのアラートを上げさせて、ワイドレーンや4-4-2の袖を空けようと試みる。これが後半への布石になった。

後半、仙台は右ウィングに郷家を投入。左右ハーフスペースを中島、郷家がポジションをとることで水戸のアラートは最大レベルに高まる。4-4-2-0のグリッドは狭くなり、サイドを2人でカバーするのには、移動時間が足りなくなる。仙台は、小出、石尾が左ウィング相良への展開を狙うなか、高い位置までプレッシングをかけた攻守切替でその相良がゲット。寒かったユアスタが一気に熱狂に包まれる。水戸は、配置ズレを狙うためのポジション移動、素早いリトリートが見事だったが、やはり体力リソースの消費は避けられず徐々に勢いが減退していく。仙台がミディアムブロックで中央エリアを支配しながら、リソース確保・維持を目指す一方で、水戸は常にボール周辺に人数をかけ続けなければいけない。勢いに乗ったりゴールがあると手がつけられなくなるが、後手に回ると盛り返すリソースが足りなくなる。仙台は、おなじみのボラン知念で5-4-1ローブロックを形成。試合終盤でマインドもフィジカルも体力消耗著しいフェーズで、選手の混乱によるエラーを防ぐかのように分かりやすく「耐えて守り切る」戦術を選択。ゴリさんを取り巻く文脈は、切替や運動量といったワードが飛んでいるのだけれど、こういった細かな戦術行為を状況に応じて最適化させているのも森山佳郎の強みだと思う。

 

おわりに

開幕から3試合が終わり2勝1分。結果としては、ほぼ完璧と言ってもいい。ゲームの進め方も、ゴリさんのチームらしさが出ていた。攻守切替、ミディアムブロック、プレッシングとリトリートへのシームレスな移行など。一方で、大分、長崎といった、後方の保持を基本コンセプトにするチームに対しては、ある程度仙台のやり方が刺さるように思えるが、水戸のようにリトリートやハイプレッシングのチームには競った展開になるように感じる。局面での1対1交換が続き、ハイボールが飛び交うようになると体力リソースを削られミスを招く可能性が出てくる。それは相手も同じなので、仙台としてはライフレースで負けないチームをキャンプから作りこんできている。ゲームの進め方もミディアムブロックを基本とし、中盤エリア、時間、体力をコントロールすることで、パワーをかけないといけない局面への備えとしてリソースを確保している。おそらくJ2の各チームとも、ハードワークを基調としてラフなロングボールもOK、人数をかけて攻める、守るがはっきりとしているように感じる。序盤から得点を重ねてアドバンテージを得られると強いが、失点したり後手に回ると跳ね返す余力が無いとも言える。仙台としては、そういったチームを受けきって、消耗したところで一気に攻め切ってしまうゲームの進め方を期待したい。大分や長崎のような保持型に対しては、ある程度やれるはずなので、自分たちと共通項の多い水戸のようなチームへの差別化、チームとしてのアドバンテージを長いシーズン通して構築していってほしい。

【ベガルタ仙台】オーバーライド【2024チーム編成分析】

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はじめに

今回は、2024シーズンのベガルタ仙台のチーム編成について分析していく。クラブは、森山佳郎(ゴリさん)を監督に迎え、チームを刷新した。GM庄子春男のコンセプトは、①平均年齢を若くする、②生え抜きを多くする、ことだ。今季の戦略は、プレーオフ圏内に位置しつつ、昇格を狙う。実績のある選手が抜け、一回りパワーダウンしているが個人の成長、能力開発でダウン幅を小さくする、むしろアップするのがゴリさんの狙い。そんなこんなで、観ていきます。では、レッツゴー。

選手編成について

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GK
背番号    名前    Name    生年月日
1    小畑 裕馬    Yuma OBATA    2001/11/7
21    梅田 陸空    Riku UMEDA    2000/10/27
29    松澤 香輝    Koki MATSUZAWA    1992/4/3
33    林 彰洋    Akihiro HAYASHI    1987/5/7
DF
背番号    名前    Name    生年月日
2    髙田 椋汰    Ryota TAKADA    2000/6/10
5    菅田 真啓    Masahiro SUGATA    1997/6/28
19    マテウス モラエス    MATEUS MORAES    2001/3/6
20    知念 哲矢    Tetsuya CHINEN    1997/11/8
22    小出 悠太    Yuta KOIDE    1994/10/20
25    真瀬 拓海    Takumi MASE    1998/5/3
39    石尾 陸登    Rikuto ISHIO    2001/8/7
41    内田 裕斗    Yuto UCHIDA    1995/4/29
MF
背番号    名前    Name    生年月日
8    松下 佳貴    Yoshiki MATSUSHITA    1994/3/3
10    鎌田 大夢    Hiromu KAMADA    2001/6/23
11    郷家 友太    Yuta GOKE    1999/6/10
14    相良 竜之介    Ryunosuke SAGARA    2002/8/17
17    工藤 蒼生    Aoi KUDO    2000/5/31
23    有田 恵人    Keito ARITA    2002/1/24
24    名願 斗哉    Toya MYOGAN    2004/6/29
27    オナイウ 情滋    George ONAIWU    2000/11/11
31    工藤 真人    Manato KUDO    2001/5/7
37    長澤 和輝    Kazuki NAGASAWA    1991/12/16
50    遠藤 康    Yasushi ENDO    1988/4/7
FW
背番号    名前    Name    生年月日
7    中島 元彦    Motohiko NAKAJIMA    1999/4/18
9    中山 仁斗    Masato NAKAYAMA    1992/2/6
28    菅原 龍之助    Ryunosuke SUGAWARA    2000/7/28
30    西丸 道人    Minto NISHIMARU    2005/6/15
98    エロン    ERON    1998/7/16

基本フォーメーション:《4-4-2》

攻撃時:《3-4-2-1》

守備時:《4-4-2》

基本的なゲームの進め方

①4-4-2ミディアムブロック

②中央を圧縮してボールをサイドへ迂回させる。

SBの迎撃をトリガーに1v1局面を作り出し、ボール周辺の密度上げ相手の時間を削る。

ファイナルラインは1+3チェーンの関係性。

③サイドで奪えれば一気にカウンター。

無理でも相手にボールを下げさせて、そこから全体がプッシュ。

相手のベクトルを後ろ向きにして自分たちは前掛かりになる。

ボール移動で相手が手間取るなら、サイドに迂回させる前からゴリさんはプレッシングゴーをかけさせる。

④自陣からのボール出し

相手プレッシングを引き込んで逆サイドのFWあるいはウィングがボールサイドまでフォロー。

4v4や3v3のフリーマンとして出没して、逆サイドへの解放役を担う。

順サイドを単突破は常に狙う。

⑤中盤からの押し上げ

ポジションチェンジでズレを作って攻撃。

基本的には相手の背後狙うので、FWの外流れがキーになる。

無理はせず順サイドの突破が難しいなら、ファイナルラインをU字移動で逆サイドから攻撃再開。

考察

まずマクロでいくと、きわめてオーソドックスな4-4-2でありながら、「ミディアムブロックでステイ」「相手のミスをきっかけにプレッシングスタート」「リトリートから相手の背後や逆サイドへの解放」など、「攻守の切り替え」がコンセプトにあるゴリさんのチーム。状況の把握、状態の認知、コンセプトに即したプレーの実行が必要で、味方1人がミスをしても全体が瓦解する危険性がある。キャンプスタートから、ゴリさんは「ミスを恐れず前からいって圧力を高めろ」といった趣旨の発言を選手たちに投げかけている。ひとつのミスが命取りになるからこそ、ミスを恐れず前に出ろということだと解釈している。なるほど。育成のひとらしい禅問答のようなコメントである。いずれにせよ、コンセプトに沿ったチームプレーが必要だと感じる。

各論でいけば、前後左右のスプリントは必要で、特にサイドの選手の負荷量は高くなるだろう。右サイドは、小出、真瀬、髙田、ジョージ、有田、郷家、遠藤と厚めの構成なのがそれを表している。左はややテクニカルなタイプで名願、相良がウィング候補で、バックスは内田、サイズとサイドへのカバーを苦にしない知念が候補になる。そこに石尾、ジョージが左右の兼用で試されている印象。そもそも左サイドは手薄だ。あと、攻撃時に3-4-2-1になるため、左SBはバック3化可能なタイプが必要になる。正しいポジションと機を見て加勢できる高い認知能力が必要で、現状内田のレベルが高い。

一方で、右ウィングやFWに1人は10番タイプを置きたがるゴリさん。背後を使うから手前でプレーできる、膠着した状況で打開できる、5秒ほどのカウンター局面で決定的なプレーができる選手が欲しいといった思想。いわゆるエキストラキッカーの存在だ。中島、郷家、遠藤がFWと右ウィングで第一候補グループになるだろう。新加入の有田も、ボールキャリーのスピードが速いだけでなく、ボール保持時もハーフスペースや逆サイドへのインバートを苦にせず、狭いエリアでもボール操作できる。後方の右SBが真瀬や髙田といった、ワイドに高い位置までプレーするハードワーキングタイプなのでウィングの中央でのプレーは必須だ。右サイドで逆サイドのアングルが使える遠藤康は、個人的に推したいところ。キャプテンだし。

ある意味ストロングになるだろうサイドの選手には、ボールを持っても持ってなくてもプレーできそうな選手が揃っている。一方、センターラインをどれだけ固められるかが重要になってくる。

まずはセントラルMF。昨季の実績から、鎌田、長澤が筆頭なのかもしれない。ただひとつ懸念は、ボールを奪う真の6番タイプが不在なところだ。本来、鎌田も長澤も4-3-3のインサイドMFの方がプレーしやすく8番に近い。17番を後継した工藤蒼生に期待がかかるが、シーズン通したパフォーマンス維持をどれだけ実現できるか。工藤真人もボールを奪い展開できるタイプ。ゴリさんのセントラルMFは、ボールを奪うと縦に刺すコンセプトがある。展開より奪って縦に刺すプレーまでをシームレスにできるかがキーになりそうだ。そういう意味では、松下のようなMFは重要になる。重要になるが、チームプレーのコンセプト(味方や状況を度外視したプレーをしないか)と彼の良さがどれだけ共存するかは、まだ分からない。

次はCB。菅田、マテウスとサイズと体重のある選手が揃っている。知念、小出と機動性のあるタイプもいるので、コンビを組みやすい選手同士がスタメンに名を連ねそう。SBの縦迎撃に呼応して、サイドへのスライドが必須になるCB。縦への強さがあった菅田と小出は、横へのカバーでどれだけプレーができるか。横の移動なら知念に一日の長がある。まずはやりたいことをやりたいで、開幕からは機動的な構成でバックスが組まれるかもしれない。ただ、どうしてもリトリートして耐える展開もあるはずなので、構えられる菅田、マテウスの連携を高めていってほしいと思う。

GKだけが昨季と同じ。林の守護神は変わらないだろう。ポゼッションではなく、攻守の切り替えを発生させるようなロングキックを蹴るのが彼の特徴だ。たとえタッチランを割っても、相手のスローイン=自分たちのプレッシングでリスタートできるという、非常に割り切ったドライなマインドができている。2nd GKは小畑のようにも思えるが、梅田、松澤が割って入ってきそうだ。意外と小畑は在籍4年の古参なのだけれど、ポジションを取り切れていない。クバや林といった名GKの壁はあったにせよ、昨季のチャンスを活かせていない。ゴリさんのもと、角度の高い成長曲線が求められる。

最後にFW。ここは難しい。正直横一線のように思える。FWの一席はさっき書いた通りエキストラキッカーが入る可能性が高いので、中島か郷家が入るとすると実質FWの椅子はひとつしかない。外流れできる機動力、押し込んだあとのクロス攻撃で機能するとなると中山大観音は第一候補に思える。菅原が中山を追いかけるような形か。エロンはキープできそうな印象をキャンプで与えている。ミディアムブロックでDFする際に、サイドへボール移動されたあとリポジションできず、中央の密度を下げていた。DF時のプレーがどれだけできるかがキーになりそう。攻撃のプレーは上手さがあると思う。そして期待の30番西丸。非常に利他的なFWで左右への外流れでボールを引き出し、味方を押し上げ、最後のゴール前には相手の認知の外側から飛び込んでくる。利他的なプレーができる選手が少なかったので、武器になりそうだ。新加入の若手選手みんなに言えるが、オフボール時のプレーにもぎこちなさがなく、プレッシングをかわされてもすぐに方向転換して制限をかけていく。西丸もそう。フィジカルを鍛え、プロのスピードに慣れ始めるとこれも武器になる。

スタメン予想

最後に全体像を確認。やはり、セントラルMFがやや薄く感じるか。利き足の都合で松下、工藤真人は左に置いているが、タイプ的には8番タイプの鎌田、長澤側に組み分けされるだろう。左ウィングは、正直やれる選手もやりたい選手もいるのでそこまで問題ではなさそう。競争力のあるポジションは右ウィング、右SBと予想。その競争力がそのままチームの躍進の原動力となればいい。いずれにせよ、どのポジションも競争があってポジションを確約された選手はいないはず。

ちなみに下図は、これまで観た試合やキャンプの練習試合でのプレーを考慮して、実績や年齢をある程度ミックスさせた形でスタメンを組んでみた。個人的に名願に注目。練習試合では、ロングボールのコントロールがうまく相手DFと正対できていたので、たとえば右サイドからのボール解放先になって一気にカウンターを仕掛けられそうだなと感じた。あと貴重な6番役として工藤蒼生。プレッシング適性の高い西丸、有田はモダンな選手なので、フィジカルさえ適合できれば期待だ。

おわりに

実績だけで見れば、昨季と比べて一回りスケールダウンした印象だけれど、代わりに若くてモダンな選手たちが加入している。2019年から、ゲームの進め方が目先の結果と監督交代と選手の入れ替わりとともに変遷してきたベガルタ仙台。言葉を選ばなければ、いい加減地に足をつけてチームを強化して結果を残してほしい。結果というのは、決していい結果だけでなくいわゆる課題も結果のひとつだ。思想だったりチームビルディングの進め方だったり、試行錯誤して強いベガルタ仙台を創りあげていってほしいなと思っている。目の前の1試合に集中して、勝ちに拘っていくなかで成長していこう。

 

【ベガルタ仙台】PASS10N【2024新加入選手分析】

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はじめに

パッション!!!!!!!!!!!!!

どうも、僕です。

今年もやってきました新加入分析の時間です。

毎年大真面目に分析して記事を書いている僕ですが、昨季の大型補強には思わず「エグい」を連呼してしまいました。

成績も内容もエグい感じに終わり、エグかったなあとエグいでした。

マジでほんまに……

さて、そんなベガルタ仙台が今季掲げたのは『パッション』。

それは、こう定義づけられています。

一人一人に灯る情熱の「火」を互いに高め合い、チームとして、クラブとして、大きな情熱の「炎」へ。
強く熱く燃える心の「炎」を原動力に、眼前に立ちはだかる限界の「壁」を仲間と共に超えていく。

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ちなみに辞書的な意味はこんな感じ。

パッション【passion】 の解説

1 熱情。激情。

2 キリストの受難。また、キリスト受難劇。受難曲。

dictionary.goo.ne.jp

そう。

熱情、激情。つまり熱く、激しく。

そしてひとつ仮説を立てたんです。

『今季はパッションが補強テーマだったのでは?』

一人一人の選手たちを観ていくと、みんなパッションに溢れた選手たちでした。

なるほど。

やるな、庄子春男。

どれだけパッションしているか?いつパッションしてるのか?週末はどんなパッションで過ごしているのか?最近ハマってるパッションは何か?などなど、考察すればするほど、面白い観点が出てきました。パッション!

そんな彼らをパッション目線で、真面目に、熱く、激しく分析していこうと思います。

ん?

 

キ リ ス ト の 受 難

 

よせ!!!

含みを持たせるんじゃないよ!!!

では、レッツゴー。

目次

2024新加入選手について

MF 24 名願斗哉

パッション!!!

今年のイケメンショナルプレー筆頭!!!サポーターのパッションがパッションしちゃうぜ!!!

左サイドをドリブルで突破していくプレーが得意のウィング。

川崎では、三笘に憧れ後継候補とされていた。

個人能力でプロの壁にぶつかり、チームプレーでもまだ未熟さが残る19歳。

伸びしろしかないので、練習から思い切りプレーしてほしいと思う。

あとこれからも絶対に予測変換させないでほしい。

DF 20 知念哲矢

パッション!!!

沖縄といえばパッション!パッションといえばパッション!

そんなわけで沖縄出身、浦和美園経由で仙台へやってきた知念。

我々がことあるごとに仙台の選手かのような印象操作と事実誤認を世間に広めていたあの知念ではない。

左足のキックとサイドでのプレーも苦にしないCB。

リカルド期の浦和で招集されるも、強力なCBコンビの壁に阻まれ出番を失っていた。

シマオ・マテ、平岡以来、仙台のCBは王が不在の状態。

ゴール前に首里城を築き、なんていうかいい感じに琉球王国にしてほしい。

DF 19 マテウス モラエス

パッション!!!

若い!デカい!左足!CB!

まるでカレーハンバーグ唐揚げオムライス弁当のような、男の子が大好きなワードをどびきりに詰め込んだCBだ!

ゴール前でのディフェンスとやはり左足のキックで、他のCB候補に優位に立つ。

自陣で構えられるのが菅田しかおらず、彼が不在時には中心的な役割を担っていきそう。

ちなみに、マテウスとモラエスの2人がゴール前を守るのなんとなく迷宮兄弟っぽい。

MF 23 有田恵人

パッション!!!

速い!うまい!カッコいい!

低い位置からドリブルを開始しても、最前線までボールを運んでいける。

ボール保持で相手を押し込んでいる状況でも、中央や逆サイドに流れたり、ボールを持ってプレーもできるマルチロール。

スピードがあるのでプレッシングも難なくこなし、攻守にわたって貢献できるタイプだ。

なんとかうまいこといってオールナイトニッポンに出てほしい。

『三人』のひとり。

MF 31 工藤真人

パッション!!!

もうひとりの工藤がきた!ユースっ子ってだけでこちらのパッションがパッションしてもうパッションよ!

パッション!!!

ボールを奪って前線にパスを刺せるセントラルMF

ゴリさんのサッカーでは、攻守の切り替え、ボール奪取後のプレーに圧力をかけるので、MFは素早く縦パスを刺すことが求めらる。

オフボールでもプレーでき、モダンなMFだなあという印象だ。

そのパッションで今季中に琵琶湖の水を飲みほしてほしいところだ。

『三人』のひとり。

DF 39 石尾陸登

パッション!!!

安心と実績の仙台大出身SBだ!特別指定しておいて本当によかった!

右足ながら左サイドでのプレー経験もあるSB。

退団したハチを想起させる。

右サイドは実力のある真瀬、髙田との競争だし、左サイドやCBとなると今季加入選手たちとも競争する必要がある。

全部勝つくらいの勢いで、先輩たちを飲み込んで、仙台のフットボールアワーになってほしい。

それは岩尾が来てからでもいい。

FW 30 西丸道人

パッション!!!!!!

ミント!!!!!!みんちゅ!!!!!!

神村学園のエースFW。

左右に外流れしてボールを引き出し、味方の押し上げやプレーを促す利他的な側面を持つ。

非常に泥臭くチームに貢献するタイプのFWだ。

なかなかオフボールでの貢献が少ないチームだったので、彼のプレーは非常に貴重になる。

出世ナンバーの「30」を背負い、僕たちを躍らせてくれ!

『三人』のひとり。

FW 98 エロン

パッション!!!

エッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!

いきなり地球の裏側からやってきたFW。

来日直後は、なんというか可愛らしさがあったのだけれど、キャンプに入って非常に引き締まった戦うFWのいでたちになっていた。

しなやかな身のこなし、ポストプレー、もちろんボール技術も高くマルチにやれそうなFWだ。

DF時に相手MFをカバーできるか、プレッシングの統率を欠かずにプレーできるかがキーになりそう。

実質クリスティアーノこと中島元彦がやりやすい、レベルが高いとコメントしている。昨季の山田寛人との御堂筋ラインからモデルチェンジを果たし、ブラジリアンエアラインに期待がかかる。

おわりに

いかがでしたか?

いかがもなにも、毎年こんな感じの記事を書いてて大丈夫なのか。

去年の「エグい」が「パッション」に変わっただけじゃねえかなんてツッコミが来そう。

まあいいじゃないの。実際、攻守の切り替えで力を発揮する選手が多く、観ている側が激情しそうだ。

J1昇格争い、2011年、J1優勝争い、天皇杯決勝など。

幾多の歴史のなかで情熱を滾らせてプレーしてきた10番が引退。

彼がピッチで火を灯すことは無いが、彼に火を点けられた僕たちや選手たちが、次なる世代にベガルタ仙台の火を継いでいくのだと思う。

火を点けろ、燃え残ったすべてに。

 

そんなこんなで、自分も今年一年また盛り上がっていきたいと思う。

じゃあまた。

 

参考

*削除?されたのか視聴済みの中央大とか仙台大の試合動画が見つからず……

www.youtube.com

youtu.be

www.youtube.com

www.youtube.com