2019年 ベガルタ仙台 加入選手分析
■はじめに
どうも僕です。今回は、ベガルタネタ。移籍加入してきた選手について。いっぱい旅立ちを迎えた選手たちがいましたね。別れがあれば、出会いもある。流出があれば、そう、流入があるんです。
ということで、今回、ある理論を用いて、ある仮説を検証するべく加入選手を分析していきたいと思います。例の如く、というか今回はかなり大真面目に書いているので、あまり期待しないでください。オフ企画ということで、ひとつ。では、レッツゴー。
■ベガルタ 加入選手一覧
以下、加入選手です。今年もいろんなチームから多くの選手がやってきました。改めて感謝と今後よろしくお願いします。
飯尾 竜太郎 (←長崎)
石原 崇兆 (←松本)
兵藤 慎剛 (←札幌)
松下 佳貴 (←神戸)
道渕 諒平 (←甲府)
吉尾 海夏 (←マリノス)
長沢 駿 (←神戸)
シマオ マテ (フリー)
田中 渉 (新卒)
照山 颯人 (新卒)
基本的には、今回の補強、成功したのかなと思っています。何をもって成功かと言うと、クラブがきちんとコントロールした、パニックになっていなかった、的確な補強ができたのではないのかと。
ベガルタは、財政規模的には決して裕福ではありません。レンタル選手が多くなるのも当然の流れですが、レンタルバックのリスクを抱えていることになります。そこの危機感をクラブも持っていて、決して、感情だけではない(もちろんどんな選手もベガルタで活躍してほしいですよ)、クレバーに編成と市場を見極めたのかなと思っています。
以上を前提に。それでも疑問を感じてしまいます。FWのポジションです。ベガルタの課題のひとつが、石原直樹の後継者です。決して石原自身が衰えているとかではなく、やはり、彼にゴール前に集中してほしいですし、年齢も年齢ですから、今の二重三重タスクから解放させてあげたいと思ってしまいます。
そうなると、なんでもできるFW。つまりは、ポストもできる、カウンター要員になる、独力でスコアできる、フェイク9もできる、説明不可の角度からゴールを決める、大舞台の経験がある、偉大な指導者から指導を受けたとかとかとか。
これらの条件を満たすFWとして、僕は、アグエロしかいないと考えています。世の中色んなFWがいますけど、一番興奮するのはアグエロだと思います。彼しかいない。玉突き移籍が起こるサッカー界において、僕は、ベガルタに来る選手だと確信していました。ただ、選手一覧を見ると名前がない。いや、ある理論を用いると実はベガルタがアグエロを獲得していたとの仮説が立てられました。
■ゼロカロリー理論とは
今回、分析で援用するのは「ゼロカロリー理論」です。「ゼロカロリー理論」とは、あらゆる食べ物は、ある条件を満たすとカロリーがゼロであるという理論です。提唱者は、僕の大好きな漫才コンビ、サンドウィッチマンの伊達みきおです。
このある条件を用いて、僕は、「オールアグエロ理論」の立証を仮説立て、論理的整合性を確認したいと思います。
■100秒で分かる加入選手分析
飯尾 竜太郎 (←長崎)
以下、動画をご覧ください。この角度、リバプール戦のゴールを彷彿とさせます。この角度からゴールを決めるのはアグエロしかいません。なので、彼は、アグエロです。
しかも、速い。運動量がすごいです。長崎のサッカーには、夢がある。
石原 崇兆 (←松本)
0:53付近。この角度から決めるのはアグエロしかいません。なので、彼はアグエロです。
しかも、速い。あとめっちゃドリブルで仕掛けます。走り出したらもう止まらない。反町さんのもとでプレーできていたのなら、我らがナベ将のもとでも大丈夫でしょう。
兵藤 慎剛 (←札幌)
横浜、札幌で活躍しているスターです。スターといえばアグエロです。なので、彼もアグエロです。
あと、横浜出身の選手は、選手の規範になる選手、どのサポーターからも尊敬される選手が多くいる気がする。それは、マリノスというクラブの長い努力の成果ではないかなと。サッカーだけでなく、人として。どうあるべきか。ベガルタが謙虚に学ぶところかなと。
松下 佳貴 (←神戸)
リージョ神戸からやってきました。リージョはペップの師匠です。ペップが率いているのは、マンチェスターシティです。なので、彼もアグエロです。この角度から(中略)。
ボックス内に思いっきり走って最後に足を出す。書くのは簡単ですけれど、やるのは別。性格面も関わってくるのかなと思っています。でも、彼はできる。できる選手なんだ。
道渕 諒平 (←甲府)
シュートが素晴らしい。弾丸のようにネットを突き刺す。なので、彼もアグエロです。
ユアスタに帰還するベガルタ戦士。こう書くとかなりエモーショナルな移籍なのだけれど、彼には変な気概など持たず、思いっきりサッカーをしてほしい。文脈は、外野が勝手に考えていることだ。ピッチは、ゴール前は、あなたのものなのだから。
吉尾 海夏 (←横浜F)
ポステコポジショナル軍団の若頭。ペップもポジショナルプレー筆頭です。シティグループです。それ以上に、1:37のデュエル。完全にアグエロです。なので、彼もアグエロです。
板倉もそうですけれど、レンタルの選手って色んな思いを持って入ってきてくれている印象。所属元のサポーターも、まるで親御さんのように熱く応援しています。ぜひ、ベガルタでも暴れ回ってほしいです。
長沢 駿 (←神戸)
リージョ神戸で(以下中略)。アグエロと同じ1988年生まれの30歳。なので、彼もアグエロです。
足元の技術もあって、細かい動き出しでヘディングを決めるセンターフォワード。そうセンターフォワードタイプの選手だ。だからといって、先入観や固定観念にとらわれず、彼の良さが一番出る形でボールを渡してあげたいところだ。さもないとタイに行くことになる。
シマオ マテ (フリー)
島尾。スペインでの経験がある。なので、彼もアグエロです。
モザンビークというアフリカの国出身。プレーしている映像があまり見つからないのだけれど、遠いアジアの国、東北の地でサッカーをするという彼の挑戦は、大きな尊敬を集めるべきだし、きっと力を発揮してくれるだろうと思います。そのためのサポートを僕らは声に込めたいですよね。
田中 渉 (新卒)
ようこそベガルタへ。ドリブルがすごい。なので、彼もアグエロです。
正直、あまり見ていないです(笑)でも、縁あってベガルタに来てくれたのです。全力応援ですよ。いざ、ネクスト西村へ。いや、西村の名前をかき消すぐらい、田中渉旋風を巻き起こしましょう。
照山 颯人 (新卒)
ようこそ、ベガルタへ。もうネタが尽きてきましたが、ここまでみんなアグエロなので、彼もアグエロです。
CB陣に殴り込め!遠慮はいらないと思います。たくさん挑戦して、たくさん失敗して、たくさん怒られて、たくさん笑いましょう。
■考察
以上のように、論理的整合性は取れているものと考えられます。あとは、シーズンが始まって実証的有効性を確認していこうと思います。開幕が待ち遠しいです。
■おわりに
ここまで読んでいただいた方々に、まずは、感謝を申し上げます。なぜ、そこまでアグエロなのか。それは、2012年、QPR戦で決勝ゴールを決めた時から、僕がアグエロという選手が一選手として好きなだけです。
戦術戦術言っておりますが、こういうエモーショナルなゴールが大好きなんです。スタンドなんかすごいことになって、試合終了後大変な騒ぎだったんですから。やっぱり、おなじマンチェスターの赤い悪魔に長い間苦杯をなめさせられ続け、シティのファンを名乗るのが大変な時代だったのかなと。そんな悪い夢から覚まさせてくれたのがアグエロのゴールでした。あれこそ、ストライカーなのだと、テレビの前で鳥肌立ちまくりでした。
日々、アグエロがベガルタに来ないか、選手動向をチェックしてながら、ベガルタを愛でながら暮らしています。こういう楽しみ方でもいいじゃない。サッカーを楽しむのに、きまりも、ルールも、レベルも無いんですから。誰もが楽しむ方法を持っていると、僕は思っています。
サッカーは、続いていく。では、また、どこかの試合で会いましょう。