蹴球仙術

せんだいしろーによるサッカー戦術ブログ。ベガルタ仙台とともに。

【いつでも探しているよ、どっかに君の姿を】2019年 ベガルタ仙台 加入選手分析 振り返り

はじめに

 どうも、僕です。今回は、年始に上げた新加入選手分析を分析してみます。自分の記事を分析するという狂人しかやらない作業に着手してみようと思います。「あの男」がいたかどうか。では、レッツゴー。

すべてのはじまり

 これが年始に上げた新加入選手分析です。なぜか読んだ方の感想が「アグエロ」になる不思議な記事です。

sendaisiro.hatenablog.com

 実際は、「オールアグエロ理論」のせいなのですけれど。ここで取り上げた選手たちの「アグエロ度」がストロングゼロなのかほろよいなのかを確認したいと思います。さて、アグエロみが尊いのは誰でしょうか。

100秒で分かる2019年新加入選手振り返り

飯尾 竜太郎 →アグエロみ ☆☆☆

 スリーテイルズの一角。実質アグエロのゴールを持っていましたが、ケガでほとんど出場できず。来季に期待。「ドラゴンは、最後にやってくる」って書くと小説のタイトルっぽくないですか?

石原 崇兆 →アグエロみ ★★☆ 萌袖は正義度 ★★★★★★★★★★★★★★

 いわゆるタカチョー。一時は、スタメン常連に。ワイドレーン、ハーフレーンどちらでも戦えるテクニカルウィンガー。ただ、5バック化とカウンター急先鋒のワーキングウィンガーには不適でスタメンを外れるようになる。ガンバ戦の長沢へのパスは、とんでもなく素晴らしかった。アグエロみが深い。

兵藤 慎剛 →アグエロみ ★★☆ 一家に一台度 ★★★★★★★★★★★

 兵さん。持ち駒に銀があるような安心感。交代手として攻防に利く一手になる。序盤は、ビルドアップを全部ぶん投げられて、転職してきたのに組織が抱える課題を全部投げられた感がすごくてしんどかった。

松下 佳貴 →アグエロみ ★★★ 天才度 測定不能

 天才。空間把握能力および危機察知能力に優れたソナー。それであり、必殺パスを通すマエストロ。天才がすぎるので味方が追いつけないほどのIQの持ち主。スタメン常連も松下にとっては未知の世界だったの思いますので、常に全力投球だったのかなと。それでこそ、ベガルタ仙台の8番だ。

道渕 諒平 →アグエロみ ★★★

 シーズン途中の戦術変更を転機に、右ウィングに定着。ハードワーカーでありながら、ハーフレーンの攻略法に熟知しており、ローテーション攻撃も可能。現代サッカーに求められるポゼッションでもカウンターでも戦える選手です。来季も頼みます。あと、タオマフ買いました。

吉尾 海夏 →アグエロみ ★☆☆

 正直もっと見たかったです。ケガさえなければ、中央もサイドも対応可能な万能型アタッカーになる素質があります。日本平で放った一撃が、そのすべてを物語っています。必殺の「カイナターン」。一発でファイナルラインに致命的な一撃を加えるプレーをもっと見たかったです。もっと。もっと。来季は町田で世界中を照らしてほしい。スリーテイルズの一角。

長沢 駿 →アグエロみ ★★★ 長身だけど足元へ度 ★★★★★★★★★★★★

 長身のワンタッチゴーラー。どんな体勢でもゴールにねじ込む姿に、ストライカーの神髄を見ました。加えて、サイド誘導のワイパープレスを装備したことで、攻守において欠かせない存在になりました。ぜひとも、二桁得点をば。でなければ、タイに行くことになる。

シマオ マテ →アグエロみ ★★★ 島尾摩天 ★★★★★★★★★★★★★★

 スリーテイルズのヤバい人。とんでもない危険察知能力でスペースおよび人をカバー。強靭なフィジカルで決闘。そのほとんどを勝利で終えています。盾で殴るとはこのことかと。ついた呼び名が「島尾摩天」。第六天魔王みが深くてよい。ファイナルファンタジー的には、デモンズウォール。

田中 渉 →アグエロみ ★☆☆

 最終節の広島戦ではリャンとスタメンに。ハーフレーンを舞台に、とんでもねえ激萌えパスを出すなど将来は有望。来季頼むぜ。

照山 颯人 →アグエロみ ★☆☆ キミッヒみ ★★★★★★★★★★★★★★★

 ルヴァンを見たひと達がもろ手を挙げて称賛していたテル君。そのプレーを見た者は、「…テルだ…テルが帰ってきたんだ…」と口にするとかしないとか。奥州のキミッヒは、来季を飛躍の年としたい。え?アグエロじゃないのかって?

ヤクブ・スウォビク →アグエロみ ★★★ 最強GK度 ★★★★★★★★★★★

 シーズン途中での加入。ダンの代わりを十二分に埋める活躍。すべてのセーブがスーパーセーブ。というか、決められて仕方ないゴール以外全部止めるマン。スーパーセーブ過ぎて、ベストセーブの基準が引き上げられたとかそうではないとか。そのイケメンプレー、イケメンフェイスから、「クバ様」と呼ばれる。ファイナルファンタジーから、「しょうかん『ク ヴ ァ 神』」とも呼ばれている気がする。気がするだけ。

中原彰吾 →アグエロみ ☆☆☆ なんかヘディング強そう度 ★★★★★★★★

 シーズン途中加入。髪を染めているので実質アグエロです。パス出せる系セントラルMFとして入団しましたが、ほとんどスタメンに絡めず。来季新体制にもなるので、心機一転スタメン争いに絡んでほしいです。

ジオゴ・アコスタ →アグエロみ ☆☆☆ ユアスタ度 ★★★★★★★★★★★

 シーズン途中加入。アトレティコ・マドリー所属のジエゴ・コスタと名前が似ているので実質アグエロです。秘密兵器は使わないからこそ兵器としての価値があることを教えてくれたのが今回の「ジオゴ」でした。平和の象徴。代わりはいるもの(綾波並の感想)。仙台という土地に来てくれてありがとう。慣れない土地での生活だけでも大変だったと思います。

おわりに

 シンプルに活躍した選手が多かったですね。奥埜、野津田、板倉と主力クラスを引き抜かれているので、当然といば当然かもしれません。また、苦しいシーズンで、何度も形態変化して生き残ってきたので、もしかしたら、みんなにチャンスがあったのかもしれません。理想とは違う戦い方を選んだ2019ベガルタ仙台。向かいのスタンド。路地裏のフラッグ。こんなところにいるはずもないのに。さあ、来季は、どこに「彼」がいるでしょうか。では、また。