空の星 「ご都合主義だな」 青く広がる空。 そんな空を睨むように、仰向けのまま少女はうそぶく。 「何が?」 「この本だよ」 「何がご都合主義なんだ?」 微妙にかみ合わない会話に、細かい説明は不要だった。 ん、と少女は本を差し出す。 ―――『それでも攻…
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