蹴球仙術

せんだいしろーによるサッカー戦術ブログ。ベガルタ仙台とともに。

【仙台は誰れのために】Jリーグ/第7節 vsV・ファーレン長崎【ベガルタ仙台】

はじめに

さて、7節。

ホームでの連敗を止めたい仙台。

攻守で悩みを抱え、メンバーを代えて臨んだ一戦。

ゲーゲンプレスで振り返っていきます。

いや、まあさらっといきます。(笑)

では、レッツゴー。

 

メンバー

ベガルタ仙台【4231】

V・ファーレン長崎【4231】

スコア 0-1

 

 

www.vegalta.co.jp

 

可変量の少ない4231を用意してきたが……

開幕から532を採用してきた仙台。

前節金沢戦で、SBからのボール出しへの対応に苦慮し442に変更した形をこの試合ではスタートから持ってきた。

攻撃においても、532からCB菅田のMF化やWBのWG化など、攻撃に適したポジションを常に取り、その速度もかなり速かった。

ただこの試合においては、その可変量を抑えて、攻守における物理的な移動にかかるパワーを対面する長崎の選手への対応に割いたといえる。

4231から、右SB真瀬がワイドに高い位置をとり、残りのバックスが横スライドでバック3化。

衝撃氣田、郷家友太がハーフスペースにポジションを取り、325で攻撃ポジションを取る。

中央に選手を集めるポジションから、ワイドの真瀬、秋山へのプレッシャーを切るパスで、ボール前進させたい意図だったと感じる。

また、左サイドでは衝撃氣田が、左CB福森がボールを持つと落ちて繋がろうとする。

右は、郷家がワイドに高い位置をとる真瀬の背後に流れて、バックスからのボールを受けようとする。

CB若狭なので、細かくボール交換したり、ポジションをとることで後方の保持をしつつ、ハーフスペースから落ちたり、抜けたりしてボールを進めようとしていたのが印象に残った。

ただ、福森の目線が高くロングが多く、衝撃氣田と合わなかったり、郷家が怪我をしてしまったりなど、細かな連携と不運に悩まされた。

この試合、フアンマの周辺には時間とスペースがあって、その周辺を活用しながらボールを進めたい意図もあったと思うが、むつかしかった。

 

 

 

感想

実は後半、両SBが中央ゴール前にポジションをとるシーンもあったり、後方の保持と相手をファイナルに押し込んで密度を上げるボールの進め方は、板につきつつある。

あとは、ボックス内にボール、ひとを送り込む回数をいかに増やせるかになりそうだ。

中央からサイドにDFを引っ張って、間で中山大観音がボールを受けるシーンもあったり、その回数を増やしていけば決定機も増えそうだ。

僕の敬愛する指導者のひとりであるキケ・セティエンは、「そのクラブで骨を埋めるつもりで育成しなさい。週末の結果ではなく、未来に目を向けなさい」と語った。

なかなか、こう言い切れない僕は、弱いし凡人だなあと痛感する。

いや週末の結果だって見ちゃうじゃん普通。

ただ、ベガルタ仙台を(骨を埋めるようなつもりで)応援する以上、彼らの成長には敏感に、そして必ず目を向けたいと思っている。

それが未来のはずだから。

 

「未来は過去の集積によって出来るものだっていうのを忘れてはいけない」こう言ったのは、米津玄師だ。