蹴球仙術

せんだいしろーによるサッカー戦術ブログ。ベガルタ仙台とともに。

Roberto De Zerbiのボールの進め方

自分用のメモとして残しておきます。

聖RDZ大司教区に、加護あれ。

 

メンバー

vsクリスタルパレス(2023/2/12)

アウェイ、ダービー。

オリジナルは433。

後半はグロスカイセドをセントラルMFにして4231。

サンチェス

フェルトマン、ダンク、ウェブスター、エストゥピニャン

グロスカイセド、マック・アリスター

マーチ、Undav、三笘薫

 

メモ

普段は、4231から4-2-2で中盤を創ってボールを進めるRDZ。

この試合は、433から2-3-3で中盤を創ってボールを進める。

8人が中盤を創ることにかかわるのは変わりなし。

三笘薫、マーチはワイドトップとして、ボール前進の出口&ファイナルの入口になるのも不変。

フェルトマンエストゥピニャンがインバートしてMF化。

グロス、Undav、マックが3線にポジションを取る。

クリスタルパレスの寄せ方、奪い方は、CB放置かつカイセドにマンマーキング。

ウィングもインバートするブライトンSBをマーキング。

マック、Undav、グロスがレーンに従って落ちる。

たとえば、マックが4411の9.5番横でCBからボールを受けて→カイセド→前線の*Z前進。

あるいは、ボールがサイドからCBに戻ってきた場合は、逆サイドのSBが相手FW背後に入ってくる。

この試合は、カイセドへの警戒が強かった。

後半からは、グロスをMFにしてプレッシャーを分散。

ブライトンもポジションには素早くついていたけれど、1v1の局面に追い込まれて奪われるシーンがあった。

 

感想

CBへのプレスをやめて、ミディアムブロックでMFへの警戒を強めるやり方は、増えている印象だ。

自陣に誘き寄せて裏返す機会が無く、ハーフライン付近からボールを進めるにあたっても、この試合のように徹底したマンマーキングだと、時間とタイミングが制約されてしまう。

あとは、ボール前進の出口が三笘薫とマーチなのがバレているので、ボールが渡ったあとのSBのDFと前線のプレスバックが強く、ペンチされてしまう。

前進の入口と出口に対しての警戒度は上がったと感じる。

なので、三笘薫とマーチのインサイドMF化(FW)、SBのウィング化などの出口の工夫を見せている。

入口も、vsボーンマスで見せた左SB+2CB+2MFの3-2、この試合の2CB+2SB+1MFの2-3などのやり方を見せている。

いずれにせよ、対抗策に対してすでに対処しているRDZ。

ここからが本当の戦いが見れそうだ。

 

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欄外注釈

*Z前進

①ホルダーはレイオフするポジションにつく前に1stレシーバーと目を合わせる

②1stとボールと2ndレシーバーで待ち合わせる

③1st→2ndへレイオフ

④1stレシーバーからボールを奪いにきたDF背後に4人目(ジョーカー)が抜ける