蹴球仙術

せんだいしろーによるサッカー戦術ブログ。ベガルタ仙台とともに。

出会いと別れの横断歩道で【Now Loading#6】

それでも残っていくもの

M-1終わったあとに書いてます。だから完全に熱風にあてられちゃって。ほんまおもろいって。なんか1個でも面白いことを言わないといけない気すらしている。絶対に言わんからな。これからW杯ファイナルだってあるのに。年末が畳みかけてるって。むっちゃ2022年終わらせにきてるもん。エグいって。はい。すみません、そんなこんなで今週のNow Loadingです。

田中渉と石原崇兆吉野恭平皆川佑介の完全移籍で、涙を流した週になりました。ワタルは、恩師のナベに求めらるような形で山形へと移籍しました。必要としてくれる人がいる以上、それに応えるべきなんです。それでいいんです。また来季3421が採用される算段が高いなかで、バック3の適性があるタカチョーと吉野の退団は、仙台に新しい時代が訪れる契機になるかなと思います。2人とも19年、20年入団組で、天皇杯ファイナル後の苦しい時期に、選手としてのピークを迎えた選手になります。そういう意味では、J2降格の今年もクラブに残ってくれたこと、怪我をしても復帰まで全力を懸けてくれたこと、そのすべてに感謝しかないです。21年入団の皆川も、苦しみながらも、ホーム栃木戦で見せた逆転ゴール。コーナーフラッグをつかんだシーンは、ベストバウト候補だと思うし、ユアスタ劇場を復活させた一人だと思います。

仙台は、なかなか中長期で選手を残し続けられるようなクラブではないので、天皇杯で負けた悔しさとか、降格した辛さとか、そういったものを伝えられる選手が少なくなるのは自然なことになります。もっといえば、J2優勝したメンタリティとか、リーグ2位になった自負とかも同じですね。そんなのもひっくるめて、長くいるサポーターが伝える役割もあると思うし、クラブも歴史として積み上げていってほしいなと思っています。始まりがあれば、必ず終わりがある。終わりがあれば、また新しく始まる。苦しい時代を闘い続けた彼らを僕は、誇りに思っています。

 

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