蹴球仙術

せんだいしろーによるサッカー戦術ブログ。ベガルタ仙台とともに。

逆・蹴球仙術メソッド

スペインとかドイツとかポルトガルとかブラジルとかイングランドとかオランダとか、いろんなところからサッカーに関する考え方や用語が入ってくる。

それぞれがそれぞれの立場において、何に対してその言葉を使うのか、それですみ分けできていればいいと思う。

僕は自分自身のために自分がさっと理解できるための言葉まとめとして、蹴球仙術メソッドを書いた。

今回はそのアップデート。

使いたいけれど、言いなれない言葉より自分「だけ」が分かる方言にしたいと思ってこれを書いた。

今回もそう。

それでもいいならどうぞ、ご一読ください。

すぐ使わなくなるかもしれない。

別にそれでいいと思っている。

前回まとめた言葉も使ってない言葉ばっかりだし……

 

falso Lateral Inverted full-back 逆さまのサイドバック(偽者のサイドバック)

タッチライン際、中盤に対して、側面にポジションをとるサイドバックが内面にポジションをとるプレーを表す。側面にいるサイドバックを三角形の頂点とすると、内面に移動することで逆三角形になる、反転することからinverted、逆さまのサイドバックとする。本来いるタッチライン際、側面のポジションに対しての逆さ。

 

salida lavolpiana lavolpian exit ラボルピアン出口(ラボルペの出口)

リカルド・ラボルペさんが発案したボールを前進させるためのきっかけ作りのこと。実際的には、MFがCBの横にポジションをとってボール前進させる。高い位置の選手が低い位置に降りる際にも使うが、ボールを前進させるためのきっかけ作り、小さなズレを生み出すプレーであることが重要。salidaとは出口。ちなみに「サリー」と略されがちだが、日本語に置き換えると「出」なのか「口」なのか気になるところ。

 

salida de balón ball output ボール出力(ボールの出し方)

ボールを前進させて相手ゴールまで運んでいく仕組みのこと。salidaは出口、deは「の」、balónはボール。ボールの出口。ボールの出し方、と捉えていい。ポゼッション主体であったり、ロングボールを使ったロングセカンドはあくまで方法論である。

 

control orientado control oriented 指向制御

パスを受ける際、ボールを上から切るようにトラップして逆回転をかけて止め、ボールと一緒に前を向くプレー。基本的には向きたい場所に向けて切る。指向を制御する。

 

gegen presse against press(vs press) プレスに対するプレス(対プレス)

相手のプレスによって奪われたボールをプレスですぐに奪い返すプレー。gegenは「対する」。カウンタープレスによる即時奪回とも言う。ただカウンターが何に対するカウンターなのかが重要なので、プレスに対するプレスの方が分かりやすいなと思ったところ。

 

halb raum half space ハーフスペース

ピッチを縦5分割した際、左右2本目、中央両隣に位置するスペース。ちなみに半角スペースとも翻訳できたが、PC教室っぽいので止めておこうと思う。かなり普及したサッカー用語。

 

focus 焦点のプレー

逆輸入。2人以上の相手選手からプレッシャーを受けるようなポジションをとること。どちらからもマークされている状態。逆を言えば、相手はどちらでもマークできるため、どちらがマークするかの意思疎通が必要になる。footballhackによる将棋における焦点の歩から。focusを浴びるポジション。意識集め、ヘイト買いなどなど。